19/07/13

帰省、やる事がないので映画館に行った。恒例の「午前十時の映画祭*1で”八甲田山”を観に行ったつもりが、”愛と青春の旅だち” に変わっていたのでコレを観た。あらすじは面倒臭いのでウィキペディアをどうぞ。*2

予備知識ゼロで映画を観るのは久しぶりだったけど、結構良かった。そもそも原題は"An Officer and a Gentleman"。まあ観てみるとロマンス映画なので邦題*3も悪くないと思う。直訳の”士官と紳士”でもイイと思うけど。

どちらかと言うと恋愛よりも職業選択とか田舎からの脱出とか、だいぶ苦いテーマがメイン。就活が終わった駅弁大とFラン大のカップルとかにオススメしたい。観終わったら絶対気まずくなると思うよ。今後どうするにしても、、、

内容は最近テレビでやってたみたいな運命の人います‼︎タイプの神がかった映画*4と違って、下部構造(経済)に規定された上部構造(結婚)を描く無シン論的な映画、プロレタリアートの悲しい生き様がねっとりと描かれてるわけです。*5

でもこの映画、端的に言えば上昇婚・ATMとしての結婚相手探しが主題なわけで、今の基準からすれば女性に対するステレオタイプな云々って批判は充分あり得るよね。*6

映画としてはコッチの方が生々しいと感じたけど、そろそろ運命の人います‼︎タイプをリアルに感じる人が増えてくるのでしょうか、、、*7

そもそもこんな感じの映画、好んで観に行くタイプじゃないので偶然観れたのはかなりラッキーだった。

 

あとリチャード・ギアが若い。

 

*1:例に漏れずこの企画の客層は団塊世代

*2:訂正:wikiのあらすじだとよくわかんないね笑

*3:戸田奈津子

*4:いろんな意味で?

*5:美しい田舎・キラキラな高層ビルにオシャレなカフェ、田舎の純真な女子高生・レストランでバイトするシティボーイ VS 辺境の士官学校・モクモクと煙をあげる巨大製紙工場、過酷すぎる訓練と鬼教官・あばずれ女。

*6:本当に平等ならね。

*7:リアルな問題が可視化されてないので離婚率上がりそう。どうでもイイけど。